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初めての忘れ物…

河童さんのお遍路道中記

作成日:2014年09月04日 訪問日:2014年08月09日
67番札所 小松尾山大興寺


運転疲れはピークの様でした。
山道から抜け出して、視界が開けると少し元気になったいたようでした。
私は札所間を理解しておらず、あとどのくらい?この辺なんだけどってのが分からず…
車の中に乗っているだけでした。
途中、札所が書いてある本を引っ張り出しては声に出して読んでみたり…おやつ引っ張り出して食べてみたりと…
それなりに「忙しい(^^ゞ}←叱られる…。

駐車場に到着して、身支度OK…今日最後の札所で確認済みです。
札所前の小川に架かる橋を超えて仁王門をクグルト、大きなカヤや楠がすぐに目に留まりました。
「大きいなぁ…」
コチラの階段も石階段で、石の大きさが疎らでした。雨も酷く…滑りやすい。色々と話ながら階段を登り切りました。
「ここは大師堂が二つあるんだよ」と説明を受けました。
確かに正面に本堂、右には「天台大師堂」左には「大師堂」と…
本堂と大師堂でお勤め開始しました。雨が酷いので、軒下を借りるようにして…
「般若心経…ああぁ~あ”ああああ2あ#$%&…」
背中が寒いと気が付いたのはお勤めの途中でした。
先輩はひたすらお勤めしているので途中遮るわけにもいかないと思い黙っていたのですが、焦る私は声にならず…
落ち着かない私をチラチラと見ているようでした。
区切りのいいところで「どうしたの?」と…
「納経帳忘れてきた。全部…、リュックごと…」と説明すると先輩はあきれ顔…(-_-;)
スミマエン(;´Д`)
「待っててあげるから取ってきなさい」と言われたので、そこから猛ダッシュです。
滑りそうな石階段を駐車場まで猛ダッシュです。雨なんて気にならず…待たせて申し訳ないと思いながら…ダッシュです。
息切れましたが、再度仕切りなおして本堂でお勤め開始しました。
その後、雨は更に酷くなり納経帳と軸と渇きが良くないのですが、一生懸命に乾かしました。
その間、思い出にと七日灯明の赤い蝋燭の写真を納めて、私たちを最後まで相手して頂いたのとで、御守りを購入しました。
その後誰もいなくなり、納経所におられた方も「お気をつけて~」と声を掛けて下さり引き揚げました。
札所を出る時には本堂も大師堂も扉は閉鎖されていました。

トホホ…
一度ある事は二度あるといいますが…
お遍路始めた頃から不安だった忘れ物が的中でした。
まだ1回。二回目もあるかな・・・と心配になりつつ宿に向かいました。


 
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仁王門と小川に架かる橋

仁王門と小川に架かる橋



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プロフィール

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  • ニックネーム:河童
  • 性別:女性
  • 年代:50代
  • お住まい:愛媛県
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