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初遍路転がしにチャレンジ

大阪の健ちゃんさんのお遍路道中記

作成日:2017年09月18日 訪問日:2017年08月17日
12番札所 摩廬山焼山寺


日頃から、朝起きが苦手なのですが、こういった時は起きれますなぁ
6時からの食事は間に合い朝食をいただきました。
「しっかり食べてしっかり歩く!」ですね!
腹ごしらえをして、お弁当のおにぎりを握っていただきリュックに詰め込みました。
水はペットボトル3本分確保
早速、出立のあいさつをして旅館吉野を後にして藤井寺へ
昨日のうちに打っておいたので本堂横の焼山寺道入り口から入りました。
四国八十八カ所のミニ遍路があり石仏を拝みつつ・・・
数回するともう時間が勿体ない!
「御免なさい」しました~
そこから、歩いて行くと遍路転がし1/6を発見!
汗かきながら歩いて行きます。
一発目からもう汗だくで ( ´-`)

そうこうしているうちに、一人抜かれ二人抜かれと自分のペースの遅さを実感しました。
ま、抜かれた人に比べれば重装備ですから・・・
結局、荷物の一部を送り返す事をしなかったわけです。

昨晩、言われた言葉が身にしみて、そのままにしたわけです。
「一般的には10kGと言われているけど、多ければ悪いと言う事でもないと思うよ?」
「それは、あなたがそれだけの物をしょって行かなければ行けないと言うことだから」
「あなたが背負っている物は背負わなければいけない物なんでしょう」

なので、そのまま背負ってみたけれど・・・やはり重いわ~
でも、登り始めた限り背負い登り切らねばなりません。

登っていくと先行したはずの一人が止まっていました。
どうやら、近所の方につかまったようで立ち話をしていました。
通り過ぎて端山休憩所に到着!
もう一人が休憩所で団扇を扇いで休憩していました。
私も小休止し眼下に広がる鴨島の町を見下ろして休憩!
ここまでで1本水が空きました。
ここから、長戸庵まで休憩場所がないので頑張るしかありません。
そうこうしていると、また抜かれてしまいました。
ま、抜く抜かれるを言っても詮無きことです。
途中に水大師があったので力水をいただきました。
9時に長戸庵に到着
スマホで写真を撮り少し休憩
息を整えて出発
また、山道をあがっていきます。
道中、アブ数匹が周りを飛び、腕に止まりと・・・
「あ~ うざい!」と思いつつも殺生できずに歩くしかありません。

10時に柳水庵到着です。
ここまでで、3本すべての水が空になり水補充です。
休憩していると学生2人組が上がってきました。
見て、若いと思いました。
まだ、高校生かな?
休憩していると蜂が周りを飛び始めました。
仕方なく出発することにしました。

ここから、浄蓮庵までの間もアブ達に悩まされます。
11時半、浄蓮庵到着。
柳水庵の休憩と遍路ころがしの休憩で時間を使ってしまった感じです。
ここで休憩していると、柳水庵で出会った学生達が追いついてきました。
時間を考えるとあまりゆっくりしているわけにも行かずに焼山寺へ足を運びます。
ここからは下りになります。
下って行くときに思ったのは「下った分だけ登らなければいけない」でした。
左右内集落を抜けて、狭い道を抜けると畑のあぜ道を歩いて行く遍路道に出ます。
そうしていると、左右内谷川を渡ります。
川の風が気持ちいいので少し休憩することにしました。
この渓谷を眺めて休憩していると、学生達に抜かれてしましました。
ま、人それぞれのペースがあるから自分のペースで上がろうと決心して歩くことにしました。
ここでペットボトルの水は1本だけになっていました。
焼山寺越えの最後の遍路ころがしへ!
一気に登ることは無理だと思い休憩しながら歩いて行きます。
登っていく途中で「何で、荷物を送り返さなかったのだろう」、「もっと軽くすれば良かった」と思いました。
でも、このまま行くと決めたのも自分です。
ここでリタイヤするにしても、「迎えに来てくれるのだろうか?」とも思いました。
でも、やり遂げなければなりません。
逃げずに歩くことにしました。
そうこう、していると少しなだらかな道になってきました。
少し歩くと車道が見えてきて見覚えのある景色が飛び込んできました。
焼山寺の参道です。
去年、甥っ子達とご真言唱えて歩いた参道、今年は下から自分の足で上がってきたのです。
参道を歩いて行くと車遍路の人達とすれ違います。
そして山門前の階段を登り切った時に、お大師様と山門、そして杉の巨木が目に飛び込んできました。
ああ!着いた!
しんどかった!でも着いた!
そして、納経所に入り荷物を置かせて貰う事にしました。
自動販売機があり、水分補給をすることにしました。
その後、お勤めのため手水場で清めて鐘楼へ行き鐘を突きました。
大師堂、本堂の順番にお勤めをして納経所へ移動しました。

納経所では、柳水庵、浄蓮庵、焼山寺そして杖杉庵のご朱印をいただきました。
柳水庵と浄蓮庵は、歩き遍路でしか通らないため新しく納経帳の後の部分にいただきました。
焼山寺、杖杉庵は重ね印でいただきました。
休憩所で、おにぎりを食べたのは2時をまわった頃でした。
7時間半かかった事になります。
食事を済ませて今夜の宿の植村旅館を目指します。
遍路道を下って行き鍋岩集落に降りて行きます。
ひたすら下って行く中でポツポツと雨が降り出しました。
森の中にある遍路道なのでさほどの雨粒は落ちてきませんが横を見るとそれなりに振っています。
下って行く途中に看板があり「足下が滑りやすくなっているので注意」の看板を見ました。
どこが滑りやすいのだろうと思った瞬間!滑った!
もう少しのところで尻餅をつくところでした。
これか!
と思い、ここからは注意して下って行くと鍋岩集落の到着しました。
すだち館の前まで行くと雨がキツくなってきました。
様子を見ていても止みそうにありません。
時計を見ると4時になっていていました。
玉が峠を越える必要があったのですが、足下が悪い夕方に峠に入るのはどうか・・・と考え宿に連絡をすることにしました。
迎えに来ていただけることになったのですが、玉が峠への入り口をまだ神山温泉方面に歩いて行って欲しいとの事でした。
刈初のバス停を越えて黒口東のバス停の手前で迎えの車に合流しました。
植村旅館の女将さんが迎えに来てくれました。
車中で4人が今日の宿泊者とのことで2名はA氏とB氏でした。
宿に着くなり、着ているもの全てを脱いで浴衣になって部屋に通してもらいませした。
洗濯はお接待でしていただきました。>ありがたい!
少し休憩しているとお風呂が空いたとのことで風呂に入ることにしました。
その後、食事でA氏、B氏ともう一人C氏と今日の話をしながら食事をしました。
食後も、明日の予定などを話し合いました。
翌朝、私は迎えに来てくれた場所まで送っていただくことにしました。
3人はここからスタートとなります。
最後にお互い無事に歩けるようにとA氏B氏と握手をして別れました。

 
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藤井寺本堂横の焼山寺みちの入り口

藤井寺本堂横の焼山寺みちの入り口


長戸庵

長戸庵


柳水庵

柳水庵


柳水庵のお堂

柳水庵のお堂


浄蓮庵

浄蓮庵


焼山寺本堂

焼山寺本堂


杖杉庵 衛門三郎とお大師様

杖杉庵 衛門三郎とお大師様

 うさぎ 2017年09月20日 コメントNO:2270

遍路転がし、お疲れ様でした。
荷物が重くても、焼山寺に難無く辿り着けましたね。
さすがです!
お米で例える荷物の重さ、なるほど?わかりやすい(笑)
8月の山登りは虫と汗が尋常じゃなかったですね。ペットボトル三本の重さも足腰に応えたと思います。
雨が最後の方で良かった?って、読んでいてほっとしました。自分が歩いているみたいに読んじゃった(笑)
楽しい遍路仲間が出来て、そんな仲間と宿では盛り上がった風景が見えました。

玉が峠、私も凄くキツく感じました。
足元悪くて晴れた日でも少しジメジメしていましたから、雨の後は滑りますね。

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プロフィール

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  • ニックネーム:大阪の健ちゃん
  • 性別:男性
  • 年代:50代
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