作成日:2012年08月18日 訪問日:2012年08月08日
18番札所 母養山恩山寺
本堂から太子堂に移動しているとき、階段を登ってくる・・・・遍路?とは縁のなさそうな服を着た女の子が上がってきました。
その格好は、遍路の服装ではなく、かと言って私がしているような動きやすいラフなものではありませんでした。
そう水色のワンピース。
なんだろな~と思いながら、太子堂でのお経をあげ終え、納経所で納経していると、お寺の方との会話が聞こえてきました。
JRの駅まで行く方法を聞いてるようでしたが、駅までのバスがこの時間には無いとのこと。
どうやら、急いで帰らないといけないのに、どうしようという感じで。
後輩が、思わず「送って行きましょうか?」と声をかけ、南小松島の駅まで送っていくことになりました。
とりあえず、後輩の車に乗ることに。
よく見ると、どう見ても幼い・・・・。
駅に行くまでに、後輩が話を聞くと、地元の子(高校生)で、お寺が好きで、夏休みに地元のお寺を見てみようと、比較的近い恩山寺にきたんだとか。
で、午後から部活があるので、帰らないといけないんだけど、駅までのバスが無くて焦っていたみたいです。
お遍路をしている訳ではないみたいで、本当に趣味なんだとか。
でも、ここが彼女にとっての遍路の始まり・・・かも。
駅のそばに着くと、その子は笑顔で「ありがとうございました」と言って、帰って行きました。
駅までの間に、お母さんも心配して電話してきてたようで。
ちょっと心がホッとする、可愛いお遍路さんとの出会いでした。
頑張れ、可愛いお遍路さん。
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