作成日:2017年03月02日 訪問日:2016年10月30日
四国別格二十霊場 第13番札所 金光山仙龍寺
椿堂から仙龍寺へは国道からはずれ山道を走る事になりました、仙龍寺目指して進んで行くと平日は片側交互通行ですが土日祝日は規制が解除されている道路工事現場に遭遇しました、距離はそんなにないと思われますが左側はガードレール、右側は土砂崩れ防護の為鉄製の柵が壁のようにそびえているので対向車が来れば対処の使用がありません、対向車が来ないように祈りながら走り(このような工事中の道が2ヶ所ありました)仙龍寺前にあるコミュニティーバス停付近にある仙龍寺の駐車場に到着しました、車を降りて下から見上げると清水寺のような舞台造り建物が見えます、この建物を目標にして川沿いの参道を登って到着した境内は車が何台も止めることが出来る大きな敷地です、仙龍寺と書かれた扁額がかかった大きな建物や鐘堂そして小高い丘の上には小さな建物(仙人堂)も見えますが私の思っているような形をした大師堂が見当たりません、少しの間考えましたが仙龍寺と書かれた扁額が架かった建物に入る事にします。靴を脱いで入った建物内は薄暗くて入り口には受付の人はいません、赤い絨毯が敷かれた廊下に上がり階段を上がり踊り場で振り向くと壁には弘法大師の絵がかかっています、右に窓がある廊下を歩いて行くと左側に部屋が有りその部屋を覗くとお坊さんが座っています、ここが納経所のようです、納経する場所を聞いてみると「この奥です」との言葉、案内された部屋には御本尊が安置されていました、賽銭箱が下の段の廊下に有るのでそこで納経を始めましたが「上段まで上がれますから」とのお坊さんのお言葉で改めて上の段へ上がり納経をします、仙龍寺は弘法大師が御本尊なので本堂、大師堂が同じ建物内に有るようです、他にも建物内で納経できる札所は有りましたが仙龍寺の他に靴を脱いで建物内で納経出来るのは71番弥谷寺大師堂でした。境内で写真を撮っていると1台の車が入って来てその車からお坊さんのような身なりの人が二人降りて来て鐘堂の前で記念撮影をして仙龍寺の中へ入って行かれました。駐車場に戻る時に川を挟んだ参道の左側の道を降りていくとひんやりとした空気が漂って来ました、冷気が来る方向を見ると薄暗い仙龍寺の建物の下に小さな滝が流れ出ています、駐車場に戻り次の目的地65番三角寺へ向かうために来た道を一度戻る事にします、対向車と遭遇しない事を祈りながら工事現場を抜け三角寺方面への看板がある山道へ進路を変えます、三角寺方面からは歩きのお遍路さんが歩いて来ます、狭い道路ですので徐行してすれ違います、三角寺では海外からお遍路に来ている人を数名見かけました、納経所へ向かうと賽銭用に使う5円硬貨がビニール袋に詰めて両替用に置いてあります、以前は1円玉をビニール袋に詰めていたのが置いてあったと思います、三角寺から高松自動車道、国道11号線を経由して別格12番延命寺に移動します(距離約25キロ、約25分)延命寺はJR予讃線の踏み切り付近にあり私は延命寺と道路を隔てた駐車場に車を止めました、(駐車場は他の場所にもあります)本堂前まで来て別格霊場用の納札を車の中に忘れたのに気が付き駐車場に戻り納札を探している背後から「朱印は不要ですか?」との声に振り向くと延命寺の和尚さんが立っています、話によると私が本堂前にいたのを外出の為納経所から出て来た時に目撃したけれど大師堂へ向かわずに駐車場の方向へ戻った為に私の所まで確認に来られたようです、和尚さんはお寺を離れるのですが交代が来るまで納経所が無人になるので私の車まで確認に来ていただいたようです、親切な和尚様に感謝!感謝!です、大師堂内では大師像の床下に非公開ですが明清大和尚の墓石や入定用の竪穴がありその前で納経する事になります、時間に余裕があるので明日納経する予定の64番~61番札所の納経を今日済ませる事にして64番神前寺へ移動します(松山自動車道経由約50キロ、50分)到着した神前寺境内は大変広くてこの時間参拝者も少ないので木陰で小休止して63番吉祥寺へ向かいます、吉祥寺の駐車場は農協の向い側に大型バスが何台も止められそうな大きさ(有料)です、吉祥寺には短いながら石橋が架かっています、吉祥寺の後に訪れた62番宝寿寺境内の雰囲気は前回訪れた時とは全然違うものでした、以前の納経時には納経所の窓口に「四国霊場会に加入していないので12時~午後1時までの朱印は受け付けない」旨の注意事項が書かれた貼紙が貼られていましたが今は納経所も改築されて係の人が二人もいて納経所の窓は開放されお寺の雰囲気は随分変っていました、宝珠寺から61番香園寺に移動します、到着した香園寺は駐車場(無料)が大きく清潔なトイレまで設置してあります、2階建て本堂の上にある大師堂が分かりにくいのか?大師堂の中にはお遍路さんはほとんど入って来ません、本日はここ61番香園寺で打ち止めにして今日の宿泊地四国中央市まで戻る事にします、(伊予三島市まで松山自動車道経由約60キロ以上)伊予三島ICを降りて今夜の宿「ビジネスホテルマイルド」へ向かいます、部屋に入るとおやつが置いてありました、この日は日曜日なので夕食は無く車で市内のスーパーへ夕食の買出しに行き晩酌用のお酒とつまみを兼ねた夕食などを購入して宿へ戻りました。
仙龍寺です、赤い絨毯の上を歩いて行きます。
仙龍寺本堂内の踊り場に貼られている大師像。
仙龍寺縁起文。
駐車場付近から望む仙龍寺。
この奥に滝が流れていました。
この日の三角寺の駐車場は混み合っていました。
綺麗な色になる香園寺のもみじの木です。
ホテルの部屋に置かれていたおやつ。
道中記へのコメントは、ログインが必要です。