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どうしよう?甘えましょうか、神峯寺、国分寺、善楽寺

気ままに過ごす。さんのお遍路道中記

作成日:2015年01月16日 訪問日:2014年11月21日
27番札所 竹林山神峰寺


今日は宿の前にあるバス停から27番霊場「神峯寺(こうのみねじ)」に向かうため「安芸」行きのバスが来るまで宿の前で車を利用してお遍路している夫婦と世間話をして過ごします、夫婦は「金剛頂寺」に納経してから高知市方面へ向かうそうです、高知県東部交通バス「安芸」行きに乗車して唐浜西でバスを下車して27番霊場へ向かいます、海岸に面したバス亭で降り道路を横断して土佐くろしお鉄道「唐浜駅」を確認し山登りに備えて靴の紐を締め直して歩き始めると岡崎ナンバーの車が私の前を通り越して止まりました。私は立ち止まり車を確認しますが岡崎ナンバーの車には心当たりがありません、すると助手席の窓から女の人が顔を出して「乗っていきませんか?」と声をかけてきました、その女性の顔をよく見ると昨夜同宿した人です、旦那さんが降りてきて「車のが楽ですから」との言葉に甘えて便乗します、ラッキー!と心の中では喜びながら。車道は途中まで道幅も広くそんなに急とは思えませんでしたが遍路道を歩くと真立て登りと言われる難所らしいです、乗せてもらって車内で喋っているうちに駐車場に到着しました、こうして乗せもらうと自動車は文明の利器であると理解できます、神峯寺の駐車場は結構広くて数台のタクシーと自家用車止まっています、車内で話を聞いていみると金剛頂寺から神峯寺に行く途中に私を見かけたら乗せるつもりでいたらしいとの事でしたが良く私が分ったと思います、乗せていただいてありがとうございます。時間と体力が助かりました、駐車場でご夫婦にお礼を言い、参道を歩き27番霊場「神峯寺」に到着しました、ここは本堂と大師堂との間は距離があり参拝には少し時間がかかりました、納経所近くにある湧き水を飲みながら予定表を見ていると先程の夫婦が「下まで乗せていく」と言って下さいましたが丁重にお断りして二人と別れて下山します、足が悪い私にはありがたい話ですが往復車では神峯寺の土産話が無くなりますから、足にはきついですが時間には余裕があるので下りに挑戦します、同じ下山組にお坊さんに先達された高齢者と思しきお遍路さん達もいます、バスでは入れないのでタクシーに分乗して納経にきたのでしょう、このグループの前に行かなければ下山に時間を要するので早足で追い越します、遍路道や自動車道を歩き土佐くろしお鉄道「唐浜駅」に到着しました、駅の駐車場には高齢のお遍路さんが下りて来るのを待っているのかバスが駐車しています、少し待ち1時間に1本しかない電車がタイミング良く来ました、今日は予定を変更して29番「国分寺」と30番「善楽寺」を先に回るためこの電車に乗り「後免駅」まで行く事にします。車内ではぽかぽか陽気の為か暖かくこっくり、こっくりと眠気が襲います、後免駅から国分寺まで歩く途中に「遍路饅頭」を販売している和菓子屋さんがあります、国分川を渡り川沿いに歩くと小さな社が見えてきます、遍路道を少し外れてそこに向かいます、その小さな社の案内板を読み終わり空を見上げると龍馬空港?に降りるため着陸態勢に入る飛行機が見えるので少しの間飛行機を見ていると軽トラに乗り通りかかった地元のおじさんが車から降りてきてカメラを取り出して飛行機の撮影を始めました、飛行機の写真を撮り終えたおじさんと少し会話します、おじさんは29番「国分寺」の関係者のようで話を聞いてみると最近お寺の一部を修理したが材料の入りが悪くて修理に時間がかかったとか、また自分達も和尚さんを先達として集団を組んで暇を見つけては四国の霊場を回っているとか話を聞かせて下さいました、別れ際に残り物だけどとペットボトルのお茶を貰いました。こちらもお接待のお礼の印として納札を差し出すと、納札に書かれた私の住所を見て「岐阜県から来られたのですか?」と驚いていました、午後1時頃29番霊場「国分寺」に到着しました、国分寺の中では結婚式の写真撮影中ですので邪魔にならないように納経し30分程滞在し30番「善楽寺」に向かいます、男性2人組と1人の遍路、私を含めて3組がほぼ同時に国分寺を出発しました、田んぼ道をひたすら歩きますが前を行く1人遍路さんが足の具合が良くないように見えます、その人は途中で腰を下ろしたので「頑張って下さい」と一言掛けて追い越します、今日は快晴ですので歩いていると汗が出てきますがひたすら歩き続けます、山沿いの道を汗を掻きながら歩いて行くと右側にある遍路休息小屋では数名のお遍路さんが休んでいます、小屋の中は狭そうですので休憩せずにそのまま歩き続けます、大きな道路が通る峠道を通り小さな墓地を抜け住宅地を通り禅楽寺までもう少しの所までたどり着きました、前方からこちらへ向かって来るお遍路さんが立ち止まり私に話しかけてきました、その人は静岡県から霊山寺から来てここまで歩き通して来たが25日までに自宅へ帰りたいので今回のお遍路は37番「岩本寺」で打ち切るとの事、彼と気が合うのか暫く立ち話をしました、彼は今日「善楽寺」近くの「レインボー北星」に電話したら空いているので泊まるとの事です、「土佐神社」の山門を通り車道と区分された静かな参道を歩き3時30頃30番霊場「善楽寺」に到着です、この霊場には山門がありません、駐車場にはバスが数台止まっておりお寺の中はお遍路さん達で一杯です、例のように大勢で唱える般若心経がお寺中にこだましてます、ここの納経所では個人の遍路には優先して朱印を貰えたので時間の無駄が無くて助かりました、「土佐一宮駅」から電車に乗り今夜の宿がある「あかおか駅」へ向かいます、この電車は下車する時には一番前の扉から降りるので動く車内を人波に任せて移動します、駅から宿までの行程は事前にネットで調べておいたので迷いはしませんでしたが歩いてみると結構時間が掛かり今日の宿「かとり」へへ着いた時には空はだいぶ薄暗くなっていました。宿の浴場は結構広くてこの日は泊り客の少ないようで浴場には私一人でした。食事は一般向けのレストランも兼ねているか量も内容も満足出来ました。明日は28番「大日寺」を納経後高知市内に入り3連泊をし31番~34番の納経と休養を兼ね観光をする予定です。

 
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27番霊場神峯寺山門前

27番霊場神峯寺山門前


土佐くろしお鉄道唐浜駅

土佐くろしお鉄道唐浜駅


土佐くろしお鉄道唐浜駅発時刻表

土佐くろしお鉄道唐浜駅発時刻表


この社の後ろの森が29番国分寺、ここで竜馬空港に降りる飛行機を見ながら地元のおじさんと立ち話をしたらお接待のお茶を貰いました。

この社の後ろの森が29番国分寺、ここで竜馬空港に降りる飛行機を見ながら地元のおじさんと立ち話をしたらお接待のお茶を貰いました。


29番霊場国分寺の山門前

29番霊場国分寺の山門前


30番霊場善楽寺団体さんで混んでいます、山門は土佐神社の山門

30番霊場善楽寺団体さんで混んでいます、山門は土佐神社の山門

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  • ニックネーム:気ままに過ごす。
  • 性別:男性
  • 年代:70代
  • お住まい:岐阜県
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