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2016年四国逆打ち遍路2日目その1「76番金倉寺~66番雲辺寺、別格17番神野寺~別格16番萩原寺」

気ままに過ごす。さんのお遍路道中記

作成日:2017年02月17日 訪問日:2016年10月29日
四国別格二十霊場 第17番札所 五穀山神野寺


ビジネスホテルの朝はレストランで出される朝食を食べる事から始まります。が!!レストラン開店時間には既に宿泊者の行列が出来ていています、ビジネスホテルを利用する人は私も含めて朝早くから行動する人が多いのでしょう、朝食後76番金倉寺へ向け出発しました、金倉寺までは宿からは意外と近くて10分程走ると到着しました、金倉寺の駐車場は早朝なので車はほとんど止まっていません、そのためか料金所の受付には人の気配が無くその気になれば無断駐車が出来そうですがお遍路さんがそんな事は出来ないので料金所の奥の部屋にいた係りの人を呼び駐車料金を払い金倉寺へ入山するために歩いて行くと「四国88ヶ所お砂踏み道場」と書かれた看板があります、この道場に入ると誰でも四国88ヶ所をまわったと同じご利益があるのでしょう、境内ではカメラを抱えた人が写真を撮っていますがまだ朝が早いのでその人以外に人の姿は見られません、金倉寺での納経を済ませて別格17番「神野寺」へ向かいますが途中の道路の沿線には金比羅さんが有り道路標識を見ると数キロ走れば行けそうです、善通寺市、琴平町を通過してあと少しで神野寺着く手前の坂道道路の歩道を大きなリュックを背負い菅笠を被ったお遍路さんが歩いて行きます、別格霊場巡りの人だと思われますがこの人を見ているとその気になれば車じゃなくても別格霊場巡りは可能だと思いました、神野寺近くにある満農池畔に有る駐車場に車を止めて(金倉寺から約35分)目の前にある別格17番神野寺へ歩きます、訪れた神野寺に山門は無く境内には私以外誰もいません、境内には満濃池(一説には弘法大師が作ったと言われてます)の方向を向いて大きな弘法大師像が建立されており下から仰ぎ見る大師像は迫力があります、納経所で呼び鈴を押し出てきた係りの人と少しだけ会話をして75番善通寺へ移動するため駐車場へ戻る途中先程の坂道を上っていたお遍路さんがベンチに座りスマホを使用していました、聞き耳を立てながらと言うより自然に聞こえて来た内容は明日の宿の予約のようでした、スマホは私が使用ているガラケー携帯と違い便利ですね。神野寺から車を走らせて到着した善通寺(神野寺から約20分)の駐車場は広く駐車している車のナンバーを見ると全国各地から来ている事が分かります、これだけで善通寺が有名なお寺であることは容易に察しがつきます、駐車場で善通寺境内の地図を貰い善通寺へ入山するため歩き始めると目の前の木立とその上に見える伽藍の一部との釣り合いが素晴らしく記念写真を撮るには絶好のポイントだと思いました、やはりその付近は団体の集合写真時の撮影場所になっていました、私もここで記念撮影をして善通寺に入山します、善通寺境内にも「四国88ヶ所お砂踏み道場」が有ります。この日の善通寺は参拝者の数も多く境内は賑わっています、本堂と御影堂で納経を済ませませてましたが御影堂は2年前のお遍路時に宿坊のいろは会館に宿泊した朝の暗いうちからお勤めで法話を聞いたり階段巡りをした場所であの時の事が懐かしく思い出されます、納経後善通寺境内に有る500羅漢や大楠等を散策し西苑と東苑の間の道路沿いにあるお店でおやつ代わりの「かたパン」を購入し74番甲山寺に向かう事にします、到着した甲山寺の駐車場には数台の車しか止まっていません、見渡したところ境内にはお遍路さんの姿は見当たりません、2年前は雨天でしたがやはり今日のようにお遍路さんの姿は少なかったと記憶しております、甲山寺から程近い73番出釈迦寺と72番曼荼羅寺での納経を済ませ少し走り71番弥谷寺に到着しました、弥谷寺本堂に向かう途中には山門前には売店が有り心太を食べるお遍路さん夫婦の姿があります、本堂へ向かう参道ではすれ違う参拝者の中にお遍路さんの姿は少く感じられます、2年前のお遍路時には四国88ヶ札所の本堂に向かう迄の参道ではどこの札所の参道が一番きついかお遍路さんの情報やネットの情報を参考に比べましたが私にはこの弥谷寺参道が一番きつかったですが今回再度弥谷寺の参道を歩いてみると2年前の時に感じたような疲れを感じずに本堂の下までたどり着きましたが本堂への最後の石段を上る頃には少し息切れがして本堂での納経後には小休止をし息を整えてから大師堂へ向かいました、大師堂の入り口で靴を脱いで建物内へ入りましたが大師堂では2年前と同じで今回も納経中のお遍路さんは私1人しかいません、納経所の人を横目に見ながら納経を済ませて下山します、2年前のお遍路時に次回(今回のお遍路時)弥谷寺に納経へ来る時にはこの近くにある天然温泉がある宿泊施設に泊まろうかと考えていましたが少しでも先に行きたいので今日は観音寺市内の宿を予約してあります、駐車場に戻り次の目的地70番本山寺へ移動します、到着した本山寺の駐車場は車が次から次へ車が出入りしています、本山寺での納経を済ませ69番、68番札所へ向かいます。69番観音寺へ到着し時計を見ると12時を少し過ぎたところです、今日は観音寺市内に宿を予約してあるのできれば今日中にこの辺りの札所の納経を1ヶ所でも多く済ませたい気持ちがあり昼飯を食べず(今回も昼はほとんど食べていません)にこのまま納経を続ける事にしてまずは69番、68番札所での納経をします、ここは一度に2ヶ所の札所の納経を済ませる事が出来るので移動時間が不要なため少し長めに滞在する事にします。境内を散策し納経所に向かうと朱印を求める人達が行列を作っており私も列に加わり並びます、2年前の納経時には1人が2ヶ所分の朱印を書き込んでいましたが今日は納経所に2人が詰めていますがこの体制が普通だと思います、次は67番大興寺へ向かいます、大興寺では歴史がありそうな不揃いの石段を登り納経を終えて次へ移動する事にしますがここで少し迷いが生じました、残り時間を考えると別格16番萩原寺を先に回るか、66番雲辺寺での納経を優先して萩原寺で納経する時間が無くなれば明日一番で萩原寺での納経を済ませれば良いのか?結論は!雲辺寺のロープウエーの待ち時間を考えれば今日中に雲辺寺での納経を済ませる事にして雲辺寺ロープウエー駐車場へ向かう事にします。到着した雲辺寺ロープウエー乗り場には時間が遅いのか搭乗待ちの人は少ないです、ロープウエーの出発時間まで外で時間を潰してからロープウエーに乗り雲辺寺へ向かいます、雲が出て来たので視界が悪くなりかけた下界を望みながら15分程で到着した山頂駅で降り立った人の数は10名程と少なく皆さんのんびりとした足取りで同じ方向へ歩いて行きます。私ものんびりペースで納経を済ませて雲辺寺ロープウエー駐車場に戻ってきた時の時刻はまだ4時を過ぎたところです、やったー!!帰り際に別格16番萩原寺で納経できるぞ!萩原寺での納経を今日済ませるか明日に持ち越すかでは明日以降に余裕が出来るかもしれません、雲辺寺ロープウエー駐車場から5分程走った所に有る池の畔に萩原寺駐車場の看板が立っている広場が有りそこへ車を止めましたが周囲を見渡してもそれらしき建物は見当たりません、池の近くにいた地元の人に萩原寺の場所を聞いてみるともう少し車を走らせると右側にも駐車場有るとの事でそこへ車を走らせるとその人の話のとおり道路脇に駐車場が有りそこに車を止めて降りて前方を見るとそれらしき建物が有る杜が見えます、駐車場から道路を横切り萩原寺と思しき塀を右に見ながら歩いて行くと左側に今日の営業は終了したのか扉を閉めたみやげ物店が見えてきます、そこを通り過ぎると右側に門がありその門を入った所が萩原寺と思い込み門をくぐり中へ入りましたが本堂らしき建物が見当たりません、あれ?場所を間違えたと思い門を出て正面を見ると前方に石段と山門が見えています、やはり間違えていたようです、正面の石段を登り本堂前の広場に着きましたがここにも境内には誰1人いません、ここ萩原寺もですが別格札所に納経するお遍路さんは少ないです、萩原寺は名前の由来どうり萩の花が咲く季節になれば参拝者に賑わうらしいです、本堂からの石段を降りて参道を右に折れて大師堂での納経を済ませて先ほど間違えて門をくぐった中に入り納経所を探して呼び鈴を押して出てきた納経所の人に朱印を書いて頂き本日の予定は終了です、ここから8キロほどの所に有る本日の宿観音寺グランドホテルに向かいます。
 

 
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満濃池方向を見る神野寺の大師像を下から見上げました。

満濃池方向を見る神野寺の大師像を下から見上げました。


神野寺参道から満濃池を見る

神野寺参道から満濃池を見る


善通寺への参道、橋と後方の景色が素晴らしい。

善通寺への参道、橋と後方の景色が素晴らしい。


75番金倉寺にある四国88ヶ所お砂踏み道場。

75番金倉寺にある四国88ヶ所お砂踏み道場。


66番雲辺寺のおむかえ大師像前にて

66番雲辺寺のおむかえ大師像前にて


善通寺にも88ヶ所お砂踏み道場有りました。

善通寺にも88ヶ所お砂踏み道場有りました。


観音寺と神恵院は同じ敷地に有ります、写真は神恵院本堂。

観音寺と神恵院は同じ敷地に有ります、写真は神恵院本堂。


神恵院本堂のなんて言いますか?吊り灯篭かな?色彩が素晴らしいです。

神恵院本堂のなんて言いますか?吊り灯篭かな?色彩が素晴らしいです。


この日の雲辺寺ロープウエー山頂駅の気温は9度でした。2年前は12月初旬でしたが0度でした。

この日の雲辺寺ロープウエー山頂駅の気温は9度でした。2年前は12月初旬でしたが0度でした。


雲辺寺ロープウエーから眼下を望む。

雲辺寺ロープウエーから眼下を望む。


萩原寺大師堂(突き当たりの建物)

萩原寺大師堂(突き当たりの建物)


本堂と間違えて入った建物です、萩原寺の納経所はこの中に有ります。

本堂と間違えて入った建物です、萩原寺の納経所はこの中に有ります。


萩原寺山門前にて記念撮影

萩原寺山門前にて記念撮影

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  • 性別:男性
  • 年代:70代
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