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今日で結願です。

気ままに過ごす。さんのお遍路道中記

作成日:2015年02月14日 訪問日:2014年12月08日
88番札所 医王山大窪寺


今日は目覚めが良く午前5時前に起床しました、いよいよ今日で四国霊場88ヵ所巡礼の旅も結願です11月15日のハプニングに始まり天候にも比較的恵まれ地元の人との出会いも有りあっという間に過ぎてしまいました、早朝の出発なので宿で朝食を食べる時間がないので部屋で昨夜買っておいたカップ麺とおにぎりで食事を済ませホテルのフロントに自宅へ送る荷物を預けて出発します、今日の服装は昨日までと違い白い遍路着ではなくダウンのジャンパーを着用して背負うリュックは荷物も少ないので小さく萎み菅笠と金剛杖が無ければ1~2泊の旅人にも見えそうです(この文には掲載しませんが、この姿が災いになるとは)今日は83番「一宮寺」に納経後87番「長尾寺」から結願の寺である88番「大窪寺」まで歩きます、宿を出て琴電「瓦町駅」へ移動、そこから琴電「琴平線」の電車に乗車し「仏生山駅」移動します、大きな菅笠を被り杖を持ったジジイが大きなリュックを背負っていると狭い電車の中では大人3人分程の面積を必要とします(ごめんなさい)「仏生山駅」から30分程歩き83番霊場「一宮寺」に到着しました、納経をして境内の散策もほどほどに「仏生山駅」まで戻り一度出発した琴電「瓦町駅」へ移動、今度は琴電「長尾線」を利用して「長尾駅」に向かいます、「長尾寺」の場所がわからず道路工事をしている人に長尾寺の場所を聞き、山門前で合掌し87番「長尾寺」に到着しました、ここ長尾寺は境内まで車で入る事が出来るようで何台もの車が止めてあります、長尾寺での納経を終えて休息していると近くには70代と思われる夫婦がベンチに座りみかんを食べたり写真を撮ったりして休息しています、少し話をしてみると今日まで連続して1番から順に88ヶ所を納経しているそうで今日は大窪寺で結願後私と同じ宿に泊まるそうです、良く四国のお遍路経験者のプログを読んでいると最初は一人ですがお遍路さんは皆同じ方角へ向かうので知らないもの同士が固まって歩く事も良くあるようです、その方が心強いのかもしれませんが...。長尾寺での休憩を終えていよいよ「最後の霊場88番大窪寺」を目指して歩きます、遍路地図を読み地形を頭に浮かべると大窪寺までの遍路道は3ヶ所ありいずれもず~と上りの道を歩く事になります。市街地の田畑を見ながら道路沿いの歩道を歩いて行き集落を通過する時に気が付きましたがこの辺りのほとんどの畑が柵で囲ってあります。多分イノシシ避けなのでしょうね、昼間からイノシシに遭遇する事はないと思いますが、ま~、とにかく歩きます、歩道は狭いですが整備されていて歩き易いのでまずは歩け、歩けです、先は長いぞと言い聞かせとにかく歩きます。畑を見ながら登り坂になった遍路道を歩いて行くと左側にキャンプ場跡や前山ダム湖が見えてきました、前山ダムを過ぎ右方向に向かう一番楽そうな遍路道を選びます、前山の道の駅の隣にある「お遍路交流サロン」で小休止のために寄ります、この遍路交流サロンは自己申告すれば歩いて四国遍路を達成した証の「歩き遍路大使任命書」なるものを発行してくれるそうです、お遍路サロンにいた年配の女性は今日の私の服装を見てただの日帰り遍路だと思ったのでしょうね?愛想も無くそっけないですので休息を取り止め遍路道に戻り大窪寺への道を歩き続けます、私が選んだ遍路道の周辺に人家はありませんが幅は少し狭く舗装されていますが人も車もほとんど通りません、そんな道を北海道の知床で購入した熊避けの鈴を鳴らしながら歩き続けると遍路道は車道と交差を繰り返しながら大窪寺まで続きます、一ヶ所道路工事をしているところが有り対向車に注意し歩き続けます、この辺りまで来ると体の疲れも堪り遍路道も登りがきつく感じられ右側に見える竹屋敷旅館を通り過ぎてもまだ緩い登り坂が続きます、歩き遍路用のガイド本で距離を確認すると残り3キロ程であと一息の頑張りです、やがて遍路道は川と並行している山間部に入りました、この辺りならイノシシが出没しても不思議ではない程の場所です、川の向こうから自動車の走行音が聞こえていますが遍路道の右側の木の枝にはいたるところに川の方へ進むように遍路道札が貼ってありますがどう考えても遍路道から外れるような気がしてこのまま歩き続けていると野良犬の姿がチラホラと見てます、この辺りには犬の餌になるような物は無いと思われる多分近くの農家が世話をしているのでしょう?気に止めずそのまま歩きます、今日は朝から黙々と歩いて気力の限界を感じ始めまています、ここまでトイレ休憩以外はしていませんので道端に座りチョコレートとソーセージ、お接待で頂いたみかんを少し食べて靴を脱ぎ足を乾かしますたりして休憩しました、時折聞こえる車の排気音以外は音も無く静かです、休憩後民家や畑が点在する道を大窪寺を目指して歩き続けますが正直歩くのがもう辛くなりました、歩きお遍路のガイド本ではこの道は大窪寺まで続いていますが案内板が出てこないので歩く気力が萎えて行きます、こうなると足まで痛くなってきます、気が付くと周囲は音ひとつ聞こえません、ガサ、ガサ、後ろから足音が聞こえます、立ち止まると音も聞こえなくなり、歩き始めるとまた足音が聞こえます、多分自分の荷物と服が触れ合う音が足音に聞こえたのでしょう、「同行二人!頑張れ!」弘法大師が後ろから応援してくれている、そう思いもう少しもう少しと自分に言い聞かせ緩い登り坂を歩き続けて坂を登りきった時、目の前に大きな山門が見えました、そうです大窪寺の山門です(正しい山門はここではなくてみやげ物やから入る門のようです)着いた~!!。やっと着きました、苦しかった、12月8日月曜日午後3時過ぎ四国遍路結願の霊場「大窪寺」の山門前に到着しました、感激と今までの出来事が思い浮かび、杖にもたれかかり感慨に浸ります、5分、10分、時は過ぎて行きますが体が動きません、そのままぼ~と見てると車で来たお遍路さん達は山門から吸い込まれるように入山して行きます、我に返り山門前で記念撮影をします、何所からか犬が近寄ってきました、私の結願を祝福しているかのように思えたのでお祝いのおすそ分けと思い食べ残しのチョコレートを出したら臭いだけかいて食べません、奮発して酒のつまみに残しておいたソーセージをかじって道に置くと食べてくれましたが一口食べたら売店の方へ向かい歩いていきました。山門で合掌して88番霊場「大窪寺」に到着です、境内は沢山のお遍路さん達で賑わっています、大師堂。本堂で最後の納経をするのですがもう大変な人で最後となる蝋燭,線香、賽銭、遍路札の納札も出来ない有様です、他のお遍路さんにかき消されてしまい自分で読む般若心経が聞こえないほどです、最後の御朱印を頂戴するために納経所に入ると御朱印待ちのお遍路さんで凄い列が出来ています、その列に並び朱印を頂戴して11月15日から始めた四国遍路旅の結願をしました、大窪寺ではお遍路結願者の杖の奉納も出来ますが記念に残したいのと再度お遍路をする事もあるかもしれませんので自宅へ持って帰ります、境内ではツアーのお遍路さん達が結願記念の集合写真を撮っていますが皆さん笑顔、笑顔で本当にいい顔をしております、このお寺では有料ですが「お遍路結願」を証明する賞状が発行されます、ツアー参加者もこのお寺だけは結願寺なので自分で朱印を受けますが感慨もひとしおでしょうね、すべてを終えて自宅の妻へメールを打ちました、メールの内容ですか?それは「ひ.み.つ」です。山門を出て四国遍路結願時に泊まる宿として人気のある大窪寺の近くにある予約した旅館に泊まります、この宿はアテネオリンピックのソフトボール日本代表チームのキャッチャーの実家で食堂にはその時の写真等が展示してあります、夕食には沢山のおかずの他「赤飯」も用意してあります、この赤飯を食べる為にここに宿に泊まったのです、料理は食べきれないほどの量が出ました、「長尾寺」で見かけたお遍路さん夫婦も同宿(この日の宿泊者は計3名)食堂でおかみさんも交えて話と酒が弾みます、昼間寄った「前山お遍路サロン」の件も話に出ましたが今年は四国開創1200年記念なのでDVDやその他お遍路に来た記念の品が出るようで今夜泊まっているご夫婦は向こうからくれたそうです、「嘘も方便と言いますが、正直すぎるのも考え物ですよ」服装で判断しているようではね~?という結論になりました、夕食後部屋に戻り結願してこの宿に泊まった人達の言葉を書いたノートが置いてありいてますその内容を読んでみるとがほとんどの人が再度お遍路を行うと記してあります、1度目は無知識で観光を兼ねて、2度目以降は前回の経験、反省、前回に得た知識を生かしてお遍路旅を行うのでしょうね、寝酒をしながら夜遅くまでここへ宿泊されたお遍路さんが書いた記録を読んでいました。

 
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87番「長尾寺」にて。

87番「長尾寺」にて。


四国の道の案内図。

四国の道の案内図。


長尾寺にあります。

長尾寺にあります。


長尾寺境内、平日でもお遍路さんが多いです。

長尾寺境内、平日でもお遍路さんが多いです。


長尾寺の仁王門。

長尾寺の仁王門。


長尾寺の本堂です。

長尾寺の本堂です。


長尾寺を出てすぐ見える大窪寺への道路標識。

長尾寺を出てすぐ見える大窪寺への道路標識。


83番一宮寺にある手水場です、

83番一宮寺にある手水場です、


大窪寺へ行く途中の額峠にありました。

大窪寺へ行く途中の額峠にありました。


88番霊場「大窪寺」山門前。

88番霊場「大窪寺」山門前。


88番霊場「大窪寺」仁王門前。

88番霊場「大窪寺」仁王門前。


大窪寺本堂前にて。

大窪寺本堂前にて。

河童 2015年02月18日 コメントNO:1754

結願お疲れ様でした。
今年の冬は愛媛も寒かった気がします。
道中記では私が知らないことも沢山とあり、写真では楽しいものをありがとうございました。
疲れは取れましたか?

気ままに過ごす。 2015年02月18日 コメントNO:1757

河童さんも結願おめでとうございます。
わたしはお遍路の疲れも取れこの冬も岐阜で好きなゴルフを楽しんで過ごしています!!
私の道中記を読んでいただきありがとうございました!
時期を見て再度お遍路で四国を回るつもりでおります。

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  • 性別:男性
  • 年代:60代
  • お住まい:岐阜県
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四国霊場を通しで周りましたが、機会があれば再度。

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