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8番熊谷寺から藤井寺その3 知らないことは怖い事です!!

気ままに過ごす。さんのお遍路道中記

作成日:2015年01月08日 訪問日:2014年11月17日
11番札所 金剛山藤井寺


再びリュックを担いで11番「藤井寺」を目指して歩き始めます、空は快晴でこの時期としては暑いですが雨よりはましだと思い歩き続けます、差し当たりの目標とする変電所がある交差点で信号待ちをしていると大型バスが近くのうどん屋さんの駐車場に入っていきます、もうお昼なんですがそのまま歩き続けることにします、街中を行くと右側にお遍路さん用の休憩小屋が見えてきました、中には一人のお遍路さんが地図を見ながら休憩中です、ここに寄ってお遍路さんに挨拶でもと思いましたが横目に見ながら通り過ぎます、そのまま道を歩いて行くと道路は堤防に突き当たり車は右、左のどちらかにしか行けませんが遍路道は堤防を上がるので登っていくと目の前には吉野川の河川敷と本で見た沈下橋が見えます、道路の左右は笹薮のようで道幅は広くはないですが人も車も通行出来ます、しかし橋には欄干が有りません、こりゃ~車が来たら危ないかも?沈下橋をわたる前に疲れたので吉野川の堤防で小休止です、とは言っても周りを見渡しても日陰がないので堤防の土手に腰を下ろします、宿坊の朝食で食べ残して持ってきたバナナを食べますがこれが大変美味しく感じられます、バナナがこんなに美味しいとは長い間生きて来て始めて実感しました。休息を終えて沈下橋を渡ります、幸い車は来ないのでゆっくりと歩く事が出来ました、実は少し前から左足が痛み始めて地面に着地すると左足から腰に痛みが走ります、沈下橋を渡り吉野川を越して住宅街に入ります、踏切を渡り大通りを横切りそのまま進み藤井寺までの残り距離を確認するとあと2キロ程残っています、左足が痛い!左足の小指と親指が痛い、こちらへ来る前は毎日2時間程歩いて靴もそれなりに慣らしてきましたが結局足を痛めてしまい自宅での歩行訓練の効果は全く無かったです、足の痛みを我慢して何とか11番霊場「藤井寺」に到着しましたがここまで3時間程かかりました、お参りのため線香に火を点けようとした時後ろから「ちょっとお話があります」との声に振り返ると日焼けした男性が立ってます、「なんですか?」と少し怒り声で聞き返しますと「あなたの輪袈裟、裏表が逆ですよ、買うときに聞かなかったのですか?」そんな事言われても聞いたかどうか覚えていませんので下手な言い訳をするよりも素直にお礼をいい輪袈裟を直します、別れ際に「遍路さん頑張って下さい」の一言で落ち込んだ気持ちは晴れましたがリュックを背負っていると輪袈裟は見えにくいはずですが、私に注意をしてくれたお遍路さんは相当な経験があるのでしょう、とにかく指摘には感謝をします、納経を済ませ本堂で天井画を拝観して12番焼山寺へ登る遍路道を確認して納経所へ寄って朱印を貰い今晩の宿がある徳島市へ向かうためJR「鴨川駅」まで2キロ程の距離ですがもう打目足が痛くてこれ以上歩くのは無理なのでタクシーを呼んで鴨川駅まで乗せてもらいました。昨年秋不注意で骨折した右足をかばうために無意識に左足に負担を掛けていたのでしょう、鴨島駅では電車が到着するまで時間があるので駅のホームのベンチに座り缶ビールを飲みましたがこれが実にうまい!美味です。到着した電車に乗るために杖を頼りに立ち上がり乗車し雨が降り出した街の景色を眺めているうちにJR徳島駅に到着しました、今夜から徳島駅前にあるビジネスホテルで3連泊です。

 
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藤井寺へ行く途中目標とする変電所の近くです、後ろの山の左端付近に切幡寺があると思います、

藤井寺へ行く途中目標とする変電所の近くです、後ろの山の左端付近に切幡寺があると思います、


私が立っている道の後ろに今から渡る吉野川の沈下橋が見えます。

私が立っている道の後ろに今から渡る吉野川の沈下橋が見えます。


11番霊場藤井寺の山門前。

11番霊場藤井寺の山門前。

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  • ニックネーム:気ままに過ごす。
  • 性別:男性
  • 年代:70代
  • お住まい:岐阜県
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