空模様と相談して

三面大黒さんのお遍路道中記

作成日：2013年05月10日 訪問日：2013年05月09日
71番札所 剣五山弥谷寺

連休の遍路から帰ったばかりであるが、明日から雨が降る予報が出ているので、

急遽この日、讃岐を走ることにした。

打ち始めは大興寺から、山門にはいつもあちらこちらで見る遍路の姿が!!

托鉢しながら廻っていると自称しているが・・・?

本当はどうなのだろう? この人はいつ見ても座ってぶつぶつ（お経みたいな）言っている

托鉢なら立ってするものであり、座って物をいただくのは乞食である。（あくまで私の解釈です）

何度か接待もし、注意もしたが、足が悪いから（悪そうにないのに）と一向に直しそうにない。

人それぞれ、いろんな考えで良いと自分に言い聞かせ、近頃声をかけず通り過ぎている。


弥谷寺では姫路の老紳士と一緒になった。

今回は40番から廻っているらしいが、リタイア寸前であった。

あの弥谷寺の、赤い108段の階段を登りかねているのである。

話を聞いてみると、岩屋の坂をやすみやすみ1時間20分もかかったらしい。

何度か大病をしたが（癌･動脈瘤・心臓弁膜症・・・等）、なんとか念願の遍路に来ることが出来た。

しかしこの階段とまだその先の本堂まで、自分はほんとにいけるだろうかと必死に悩んでいた。

折角ここまで来たのに、ここで断念させるわけもいかず、無理しない程度頑張りましょうと

励ましながらゆっくり本堂まで登り、一緒にお参りさせていただいた。

その後も善通寺まで前後しながら一緒にお参りし、無事結願されることを願って、

ここ善通寺でお別れした。

　　　明日から天気が良くないので、またくじけなければ良いが・・・。がんばれ!!がんばれ!!


　　　　　　　　　 本日の走行距離　125キロ　所要時間　6時間50分　札所　9ヶ寺

大興寺山門前のお大師様。こちらは真言と天台の二つの大師堂があります。

曼荼羅寺の大師堂が四月末に完成しました。周りに木の香りが漂っています。

善通寺宿坊手前のお大師様。聡明で凛々しいお顔をされていますね。