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納経時間

うさぎさんのお遍路道中記

作成日:2014年02月05日 訪問日:2012年09月19日
62番札所 天養山宝寿寺


香園寺で辻さんと別れて、田んぼ道から国道11号の歩道橋を渡りしばらく歩くと62番宝寿寺に到着した。
実はこのお寺、納経時間が短いという。
朝は8時から正午まで、午後は1時から4時までなのだ。
辻さんに教えていただかなかったら、納経が出来なかったかもしれない。
時刻は午後3時半を回ったところ。
本堂で家内安全を、大師堂では辻さんが無事ご自宅に帰っていただけるよう交通安全と無病息災をお願いした。
納経所で無事納経を済ませ境内を散策。
時計を見るともう午後4時を過ぎだ。
ぼやぼやしていたらすっかり遅くなってしまったので
急ぎ宿へ向った。

今夜の宿はビジネス旅館小松さん。
こちらの宿は依然出会って一緒に歩いた和歌山のおじさまと名古屋のおじさま三人が仲良く泊まった宿だ。お肉屋さんが経営されていて、豪快なお肉料理が出るらしい。
期待を込めて予約した。
女将さんは親切で、荷物を預かってほしいとお願いすると、快く了承して玄関踊り場に置かせてくださった。
歩き終えて戻ると、笑顔で出迎えてくださり、すでに預けたザックを部屋に運んでおいてくれたのだ。
お世話になりますと改めてあいさつし、部屋に入る。お風呂を頂き、洗濯機を回すといよいよ夕飯の時間だ。
今回は久しぶりに一人歩きお遍路さん四人と一緒に食卓を囲む。この辺りは宿が少ないため、お遍路さんか集まるようだ。夕食の席に行くとお鍋のそばにはてんこ盛りのお野菜とお肉、茶わん蒸しや甘エビのお造りなど、盛りだくさんの食べ物が並んでいた。
しかも、大皿に盛られたお肉は何と一人一皿。食べきる自信は無かったが、嬉しい悲鳴が出る。
何より、私の前には30代の女性が座ってくれたのが一番嬉しかった。
女子二人で「多いね?、食べられるかなぁ」とテンションアゲアゲでお喋りが弾んだ。
中年男性と若い男性は明日横峰寺を打ってまたこの宿に帰って連泊すると言う。
若い男性は初めての遍路だが、もう一人の男性は何度も歩いているようだ。
もう一人の男性は、横峰寺を本日打ち終え明日帰宅すると言う。
一番気になるのは目の前の女性。明日から一緒に歩く事が出来るかもしれないと思ったが、
世の中そう甘くはなかった。
朝63番札所を打ち、帰宅すると言う。
残念、残念だ。ちょっと寂しい感情に駆られるが、目の前のお肉がその寂しさを紛らわしてくれた。
久しぶりにわいわい楽しい夕食となった。
洗濯物を片付け、午後11時眠りについた。
が、深夜目が覚めてしまい、眠れないので携帯でお遍路ポータルを見る。
するといつもコメントをしてくださる「ととろ」さんが、明日私を探しに来てくださることが判明した。
本当出会えると嬉しいなぁ、と思いながらいつの間にか眠りについていた。

 
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本日最後の札所宝寿寺

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ビジネス旅館小松さんの夕飯。この一皿で一人前はすごい!

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