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焼山寺の阿波遍路道(一宮道)

きびだんごさんのお遍路道中記

作成日:2017年04月16日 訪問日:2017年04月14日
12番札所 摩廬山焼山寺


今回もいつもの鍋岩からの歩き修行です。
杖杉庵を過ぎたところから、車道を外れ、舗装された坂道を登り切って橋を渡った少し先の岩場に2本のロープが垂れ下がっていました。
そのときは気にとめなかったのですが、下山時に使うことになるとは思いもよりませんでした。
遍路墓あたりにくると、阿波遍路道(一宮道)の標識を発見し、去年(4月)はなかったはずと思いつつ、下山時に歩いてみようと決心し、焼山寺へ向かいました。
旧お遍路道という表現がいいのかよくわかりませんが、少しずつ整備されてきているようですね。

そういえば、納経所には、歩き遍路のための「四国遍路」巡礼マップが置かれていました。
気がついて、入手したのは14番と20番だけですが、このマップには、歴史・全体像、境内の紹介と次の札所までの地図が掲載されています。
文化庁と四国遍路日本遺産協議会発行のこのマップを納経所で手に取ってみられたらいかがでしょうか。

※※※※※※※
17番の納経所で漏れ聞いた話ですが、この12番の納経所で、亡き妻の供養のため、車(高齢運転者マーク付の軽四)で巡礼されていた北海道の男性が、亡き妻と自分の計2冊の納経帳に御朱印をお願いしたところ、御朱印は一人一冊と言われたそうです(ここまでの納経所で指摘されたことはなかったみたいです。)。
この方が事情を話されたかどうかは分かりませんが、亡き妻或いは自分の納経帳に12番がないと、供養のための同行二人(亡き妻と二人の意、大師様とあわせて同行三人)で巡礼した証しが欠けると思うと悲しくなりました。
被供養者の納経帳に御朱印をいただき仏壇にお供えすることはできないのですかね。

上述の巡礼マップには「供養や修行のため、救いや癒やしなどを求めて弘法大師の足跡を辿る四国遍路は、自分と向き合う「心の旅」であり、世界でも類を見ない巡礼文化である。」と記載されています。
乃至法界平等御利益 ・・・・ 合掌礼拝





 
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新しい標識(?)、悉曇文化って? 香港製でしょうか。

新しい標識(?)、悉曇文化って? 香港製でしょうか。


阿波遍路道(一宮道)、広く景色の良い道を歩くか昔の道を歩くか、ここで決心しなければなりません。

阿波遍路道(一宮道)、広く景色の良い道を歩くか昔の道を歩くか、ここで決心しなければなりません。


なんとなく楽に行けそうな気がしますが。

なんとなく楽に行けそうな気がしますが。


だいたいこんな感じです。

だいたいこんな感じです。


広い道との合流点です。この岩場は階段のように段差をつけていますが、一応注意して降りてください。一宮道は広い道を横切って下るということ忘れてしまい、ここからは広い道を下りてしまいました(残念)。

広い道との合流点です。この岩場は階段のように段差をつけていますが、一応注意して降りてください。一宮道は広い道を横切って下るということ忘れてしまい、ここからは広い道を下りてしまいました(残念)。

 青赤不動 2017年04月18日 コメントNO:2217

12番札所のご朱印の件、2冊同時に出さず、1冊目ご朱印を頂いたら、改めて本堂でお参りをしてその後2冊目にご朱印を頂けると思います。最近4番札所でも一人で同時に2冊以上は頂けないですね。

流浪人 2017年04月19日 コメントNO:2218

気持ちはわかりますが、規則は規則なんじゃないでしょうか。
一人一冊。
12番さんも言いたくて言ってるわけではないと思います。
そう願います。

 きびだんご 2017年04月22日 コメントNO:2219

青赤不動さん、流浪人さんコメントありがとうございました。
そういえば、4番の納経所は狭いので妻に納経帳を委ねたところ、所内でもう一人はどこにいるかと尋ねられたので、外にいる私を指さしたと妻は言っていました。そのとき団体の参拝客の時は確認が大変だろうなと思ったことを思い出しました。
一人一冊については、八十七霊場の札所で扱いが異なるのはいかがと思います。
四国お遍路が日本遺産となり、更に世界遺産を目指している霊場会には、納経帳は一人一冊である旨明示(周知徹底)するなど取扱いを統一していただきたいところです(納経料金や受付時間を統一されているように)。
でも、修行不足の私には、やはり納得できないですねぇ。

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